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島村楽器 イオンモール綾川店 シマブロ

島村楽器 イオンモール綾川店スタッフによるイベント情報やお知らせなどを発信するブログ(シマブロ)です。

綾川うどん好きスタッフによるブログ~かけ297杯目~スタジオのドラムヘッド交換編~

レポート

皆さんこんにちは。ドラム担当の久保です!
気付けばもう11月も終わり。2013年も残すところ1ヶ月をきりました。早いですねぇ~…。
12月もたぶんあっという間(遠い目で)なんでしょうねぇ…
そんな寂しいことを言ってても仕方ないんですが、これから年度末の3月にかけていろいろなイベントがある筈です。
どんなイベントにも練習が大切!!
仕事や学業も忙しいでしょうが、練習量が増えるこの季節=スタジオの利用が増える(ご予約はお早めに)=スタジオも万全の状態が必要(常々ですが…)と感じ、掲載に至りました。そんなこんなで今回ご紹介させていただくのは…

スタジオのドラムヘッドを全て貼り替えました!

スタジオのドラムセット

「なんだ!?今さら…」「当たり前のことでないか…」等のお声を頂戴するかと思いますが、基本的にスタジオのヘッドは定期的に交換していますが、ドラマーじゃない私はあまり違いが分かっていなかったんです。
それから、ドラマー以外の方にも「ドラムってこんなにかわるんやぁ~」と思っていただきたく、掲載してみました。
まして裏ヘッドの交換なんて叩かないのになんで変えるのかと疑問が出るほどでした。
ということで今回は動画を交えてビフォアー→アフターしてみましょう♪
本当は、バスドラムやタムの交換に関しても掲載したかったのですが膨大な量になりますので、ドラムの中でスネアの貼り替えが出来れば後は応用できると想定し、スネアを詳しくご紹介させていただきます。それでは長文ですがお付き合い下さい。

スネアの貼り替え手順

順序は「トップ(バターサイド)」→「サイド(スネアサイド)」→「スナッピー」→「最終調整」の順に行います。

①こちらのネジ(ボルト)をチューナーで緩めます。

ボルト

緩める時は反時計回りに回して下さい。フープ(周りのワッカの事)が傷まないようにするため、各ボルト少しづつテンションを抜きながらネジを外して下さい。

②フープを外し、続いてヘッドを外します。

フープを外す

普段メンテナンス出来ないスネア内側ネジの増し締めや、掃除をしちゃいましょう。この期を逃しては損!と言わんばかりにピカピカにしましょう♪

日頃メンテナンス出来ないところはこの際に

③新しいヘッドを貼る

ヘッドを張る

④シェル(枠)の上に乗せフープをかぶせます。

その際、ヘッドが傾いて乗らない様、全体のバランスを整えボルトを手で締めます。1本だけを強く締めるとせっかく整えたヘッドが傾いては先ほどの工程が無意味になってしまいますので全てのボルトのバランスに注意しながら指で回らなくなるまで固定して下さい。

指で締める

チューナーで増し締めを行います。

増し締め

※締める順番はコチラ

張る順番

基準となる位置から☆の順に締めていきます。(増し締めはいろいろな方法がありますが島村楽器は☆の順を推奨しています。)
スタジオのスネアは10テンション(ラグ(ボルトの受け)が10か所)のタイプですので①番を半周(180度)締めます。
次に②へ行きたいところですが、図の⑥と⑨を手で締めます。

指で締める

その後②を半周。同じく⑦と⑩を手で締め、③、④と同様の工程を繰り返します。
全てのボルトが締め終わったら、①から順に4分の1回転(90度)増し締めを行います。
この時点で一度、トップ中心を手のひらで体重をかけるように押して下さい。

手でグイッと

これは、ヘッドがあらかじめ伸びる性質をを持っているので、テンションをかける前に馴染みを付けてやることで後の調整をしやすくする為に行います。
ひとまず、これでトップは終了です。
この段階で完全にチューニングを合わせる必要はありません。ある程度整えたらスネアサイド(裏側のヘッド)に移ります。
基本的な工程はトップと同じです。違いはスナッピーが有ることです。

スナッピー

スナッピーをストレイナー(スナッピーをON、OFF切り替える装置)をOFFにし、スネアから取り外します。

ストレイナーOFF

スネアコードやスナッピーフィルムは再使用せず、新しいものに交換しましょう。

⑥スネアサイドの交換。

前述でも同じ事を言いましたが、基本的にはトップと同様の作業を繰り返し行います。
しかし、ここで注意していただきたいのはスネアサイドはトップに比べ、非常に薄い物になりますのでスティックで叩く、トップの張替え時にした手のひらで体重をかけ馴染みをつける行為はお控え下さい。
張り具合も個人によって好みがわかれますが、テンションもトップに比べ低く設定して下さい。

⑦チューニングを整える。

チューニングにはドラム専用チューナーのチューンボットを使用します。詳しい使用方法はコチラをご覧ください。

チューンボット

余談:ドラムは楽器や管楽器と違い決められたチューニングつまりチューニングに正解がありません!では何故チューナーが必要なのか??
本来チューナーは、全体のバランスを整えることが目的としていますが、マイスネアの心地いい音の基準を数字で覚えておくことで、大きさの異なるライブ会場やスタジオでステージにあったサウンドを確認することが出来る便利なツールになります。
タムやバスドラはスネアを基準に考えていくので、ライブのリハーサル段階で「いつもよりハイピッチだな…」とか「少しボトミーにしよう!!」といったセッティングがスピーディに出来るようになるんです。
便利ですから是非一度店頭でお試しください。

おさらいになりますがチューニングは自分の好みのサウンドを重視するのではなく、ライブハウス、スタジオの大きさに合わせることが大切です。
バンドメンバーが使用する他の楽器の音とぶつからないよう整えることでバンド全体がより一層カッコよくなりますので是非いろいろなチューニングを試してみて下さい。

余談が長くなりましたが、チューニングの仕方に移ります。まずは、スネアスタンドの上に置き、打面がフラットになる様設置して下さい。
それでは、トップの真ん中を叩き 全体にテンションがかかり、自分好みのピッチ感までトップを貼っていきます。
「ウワン、ウワン、ウワン」と音が回った様な感じがなくなるまでトップとサイド(音が回る原因がサイドの可能性はけっこうあります。)のサウンドを整えます。
ここからはチューナーを使い更に細かい調整に入ります。
チューナーをリムに挟みます。

チューンボットを挟む

スネアサイドはスティックでたたかない様にして下さい。軽くはじきながら調整すると違いが分かりやすいですよ。トップは 人差指でトップの真ん中を押さえ、リムから2~3cmの所を叩いて音!を比較。トップ、ボトム共に高い所は緩め、低い所は締める。 

⑧スナッピーを貼る

注意点として、ストレイナーをONにした時、スナッピーが中心にくる様取り付けします。
まず、新しいスナッピーを用意し、スネアコード(スナッピーフィルム)を装着します。

スナッピーフィルムも交換

次に、スナッピーを乗せ中心位置からストレイナーが付いていない側に少しだけずらして仮置きし、ストレイナーの付いていない側のボルトにスネアコード(スナッピーフィルム)を固定します。

分かり辛いですが、気持~ちステレイナーがついていない側に

ほんの少~し

ストレイナーをOFFの状態で全開まで緩め、スネアコード(スナッピーフィルム)を固定します。
ストレイナー側もボルトで固定したらをストレイナーをONにし、手で調整ネジが回らなくなるまで回して下さい。

ストレイナーを手で締めます

後はストレイナーをOFFにして調整ネジを締めONにした時、好みの「ジャラーッ感」に整えるだけ。

⑨最終調整。

それが終わったら、後はお好みのサウンドに合わせ細部を調整を実施してくだされば作業完了です。
いかがでしたか??
長々と解説してきましたが、これを行えばバンドがカッコよくなる!と考えれば、ムフフな話では…??
ちなみに、ヘッド交換前のセットはこんな感じ…

ビフォアー

これまでスタジオを愛用して下さっていた方々にはもぉ…申し訳ございませんの一言です。。。
交換後は生まれ変わったかのように…

アフター

もうピッカピカ!!…イイッ!!最高!

それでは冒頭にお伝えした動画でのビフォアー、アフターにまいります♪
島村楽器イオンモール綾川店店長の穴吹によるデモ演奏で比較して下さい。
※撮影にはi-phoneを使用しております。
音声の乱れ等はご了承ください。

ヘッド交換前(ビフォアー)

ヘッド交換後(アフター)

いや~やってビックリ!音の張りがぜんぜん違いますねぇ~。
この記事を見て、もし、「こんなに変わるなら…」と思ってくださった方がいれば是非お試しください!
また、交換の推奨は叩き具合によっても変わりますが、基本的にはヘッド2回交換でサイド、スナッピーの同時交換をおススメしております。自動車のオイル交換、オイルフィルターの関係と同じですね。
いつもスタジオをご利用いただいている方々へ。いつもありがとうございます。皆様からの「ドラム、音が良くなったねぇ~」のお言葉お待ちしております。
長文となりましたがお付き合いいただきありがとうございました。また、面白いネタを見つけてはちょくちょく登場させていただきます!!

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